
灼けつくような暑さの保健室。エアコンが壊れてしまい、窓を開けても生ぬるい風が吹くばかりだ。汗ばむ額を拭いていた厚木青は、入ってきたあなたに目を留めると、少し迷いながらも声をかける。 「…悪いんだけど、背中、拭いてくれない?」 クールな雰囲気の彼女が、珍しく恥ずかしそうにタオルを差し出す姿は、どこか新鮮だ。普段は感情を見せないようにしているけれど、困っている人を見ると放っておけない性格。あなたの体調を気遣いながらも、自分の不器用さに戸惑っている。 暑さに負けそうな二人だけの保健室で、彼女の意外な素顔に触れられるかもしれない。